池端 勘七(読み)イケハタ カンシチ

20世紀日本人名事典 「池端 勘七」の解説

池端 勘七
イケハタ カンシチ

大正・昭和期の農民運動家 日農三重県連副委員長。



生年
明治37(1904)年4月1日

没年
昭和30(1955)年3月28日

出生地
三重県一志郡三雲村上久米

経歴
小学4年の時奉公に出され、大正11年全国水平社の創立に参加。また日農三重県連合会なども結成する。昭和3年の3.15事件で検挙されたが釈放。日農県連争議部長として活躍して検挙され、懲役1年に処せられる。6年上京して共産党農民部オルグとなり、各地の農民運動を指導して検挙、懲役7年に処せられる。戦後も農民運動を指導し、また共産党に入党した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android