20世紀日本人名事典 「池辺 陽」の解説
池辺 陽
イケベ キヨシ
- 生年
- 大正9(1920)年4月8日
- 没年
- 昭和54(1979)年2月10日
- 出生地
- 旧朝鮮・釜山
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学工学部建築学科〔昭和17年〕卒,東京大学大学院建築学研究科修了
- 経歴
- 昭和19年坂倉建築研究所を経て、21年東京帝国大学第二工学部(後の生産技術研究所)講師となり、24年助教授、40年に教授。戦時中は戦時用工場生産住宅の試作に従事。戦後アカデミー民主化運動の口火を切り、新進建築家として22年新日本建築家集団の結成に参画、社会的大衆活動を展開。25年立体最小限住居を発表、モデュラー・コーディネーション(空間の寸法調成計画)による一連の実験小住宅を設計、建築戦後史に独自の位置を占めた。活動の領域は広く、家具のデザインからロケットセンター(東大宇宙空間観測所)の設計にまで及んだ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報