池辺 三山(読み)イケベ サンザン

20世紀日本人名事典 「池辺 三山」の解説

池辺 三山
イケベ サンザン

明治期の新聞人 東京朝日新聞主筆。



生年
文久4年2月5日(1864年)

没年
明治45(1912)年2月28日

出生地
肥後国熊本京町字土小路(熊本県熊本市)

本名
池辺 吉太郎(イケベ キチタロウ)

別名
字=任道,諱=重遠,別号=鉄崑崙(テツコンロン),無字庵主人,木生

学歴〔年〕
慶応義塾中退

経歴
明治14年上京して同人社、慶応義塾で学んだが、佐賀県の学務課に県属となる。17年再度上京して有斐学舎舎監となり、20年「山梨日日新聞」に論説を執筆して注目される。以後「経世評論」編集長、「日本」寄稿者として活躍。25年から28年にかけて欧州を旅行し、国際ジャーナリズムの先駆と言われる「巴里通信」(「日本」に連載)によって評価が高まった。29年大阪朝日新聞主筆に就任。30年東京朝日新聞主筆に転じ外交問題を中心に執筆するとともに、夏目漱石招致にも携わる。44年まで新聞人として活躍し、朝日新聞社の発展に貢献した。著書に「明治維新三大政治家」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「池辺 三山」の解説

池辺 三山 (いけべ さんざん)

生年月日:1864年2月5日
明治時代の新聞人
1912年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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