決掛(読み)しゃくりかける

精選版 日本国語大辞典 「決掛」の意味・読み・例文・類語

しゃくり‐か・ける【決掛】

〘他カ下一〙 しゃくりか・く 〘他カ下二〙
① 水を両手ですくって浴びせかける。
② あおりたてる。また、追い詰めた状況にする。
浄瑠璃・替唱歌糸の時雨(1782)上の巻口「浪人の此伝治主(す)蔵屋敷の客に仕立て、身請の切ばでしゃくり掛け」
③ 誘いをかける。
※浄瑠璃・倭仮名在原系図(1752)二「男といふ男をしゃくりかけて見ても」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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