沢木 欣一(読み)サワキ キンイチ

20世紀日本人名事典 「沢木 欣一」の解説

沢木 欣一
サワキ キンイチ

昭和・平成期の俳人 「風」主宰;東京芸術大学名誉教授。



生年
大正8(1919)年10月6日

没年
平成13(2001)年11月5日

出生地
富山県富山市

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部国文科〔昭和19年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔平成5年〕,詩歌文学館賞(第10回)〔平成7年〕「眼前」,俳人協会評論賞(第10回 平7年度)〔平成8年〕「昭和俳句青春」,蛇笏賞(第30回)〔平成8年〕「白鳥

経歴
四高在学中に作句を始め、東大時代に加藤楸邨、中村草田男に師事。卒業後、金沢大学講師、助教授を経て、昭和31年文部省教科書調査官、41年東京芸術大学教授を歴任し、62年退官、のち名誉教授。この間、21年金沢市で「風」を創刊し、主宰。戦後の荒廃した社会の中で俳句の文芸性確立を目指した。29年社会への関心を問う、同人アンケート「俳句と社会性」を特集。30年「能登塩田」を発表するなど俳句の社会性論議の中心となった。31年から東京に移り、写実中心に転向。62年〜平成5年俳人協会会長を務めた。12年、9年に死去した妻で昭和の代表的女性俳人・細見綾子をしのんだ句集綾子の手」を刊行。他の句集に「雪白」「地声」「赤富士」「二上挽歌」「往還」「眼前」「昭和俳句の青春」「白鳥」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「沢木 欣一」の解説

沢木 欣一 (さわき きんいち)

生年月日:1919年10月6日
昭和時代;平成時代の俳人;国文学者。東京芸術大学教授
2001年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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