精選版 日本国語大辞典 「沢瀉・面高」の意味・読み・例文・類語
おも‐だか【沢瀉・面高】
[1] 〘名〙
① オモダカ科の多年草。各地の水田、池、沼などに生える。高さ三〇~六〇センチメートル。葉は鏃(やじり)形で長い柄をもつ。夏、花茎を伸ばし、その上部に白い三弁の花を輪生する。上部のものは雄花で、下部は雌花となる。秋、株の間から地下枝を出し、先端に小形の芽をつける。塊茎は利尿剤などの薬効があり、大きなものは食用にする。なまい。はなぐわい。ごわい。漢名、野茨菰。《季・夏》 〔本草和名(918頃)〕
② 模様の名。オモダカの葉を図案化したもの。
④ 鏃(やじり)の一種。尖矢(とがりや)の尖根(とがりね)の腸抉(わたくり)の形で、オモダカの葉に似たもの。
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