河野 秋武(読み)コウノ アキタケ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「河野 秋武」の解説

河野 秋武
コウノ アキタケ


職業
俳優

生年月日
明治44年 10月8日

出生地
長崎県 南高来郡安中村新港(島原市)

学歴
東京物理学校(東京理科大学)〔昭和5年〕中退

経歴
昭和6年劇団前進座に入り、9年「段七しぐれ」で初舞台。前進座総出演の映画に端役で出ていたが、17年東宝に入り映画俳優となった。18年黒沢明監督の「姿三四郎」、20年の「続姿三四郎」で空手天才を演じ、性格俳優として注目された。23年東宝争議で退社、フリーとなる。戦後は独立プロ系の作品に多く出演、28年の「蟹工船」などで名演技を見せた。ほかの代表作に「わが青春に悔いなし」「銀嶺の果て」「きけわだつみの声」「山椒太夫」など。

没年月日
昭和53年 3月17日 (1978年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「河野 秋武」の解説

河野 秋武
コウノ アキタケ

昭和期の映画俳優



生年
明治44(1911)年10月8日

没年
昭和53(1978)年3月17日

出生地
長崎県南高木郡安中村新港

学歴〔年〕
東京物理学校〔昭和5年〕中退

経歴
昭和6年劇団前進座に入り、9年「段七しぐれ」で初舞台。前進座総出演の映画に端役で出ていたが、17年東宝に入り映画俳優となった。18年黒沢明監督の「姿三四郎」、20年の「続姿三四郎」で空手の天才を演じ、性格俳優として注目された。23年東宝争議で退社、フリーとなる。戦後は独立プロ系の作品に多く出演、28年の「蟹工船」などに名演技で見せた。ほかの代表作に「わが青春に悔いなし」「銀嶺の果て」「きけわだつみの声」「山椒大夫」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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