油搾木(読み)あぶらしめぎ

精選版 日本国語大辞典 「油搾木」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐しめぎ【油搾木】

〘名〙 果実種子などを圧搾して、油をしぼり取る器械。あぶらしめ。
仮名草子・尤双紙(1632)「かしましき物の品々〈略〉あぶらしめぎの音」
※思ひ出(1911)〈北原白秋〉柳河風俗詩・ふるさと「なつかし、沁みて消え入る 油搾木(アブラシメギ)のしめり香」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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