治五右衛門(3代)(読み)じごえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「治五右衛門(3代)」の解説

治五右衛門(3代) じごえもん

1618-1699 江戸時代前期の蒔絵(まきえ)師。
元和(げんな)4年生まれ。塗師屋(ぬしや)又兵衛の孫。2代治五右衛門から漆絵,密陀絵法を伝授され,家伝の髹漆(きゅうしつ)法とあわせて,白漆蒔絵を創出し,城端(じょうはな)蒔絵の名をたかめた。その作品は加賀金沢藩主前田綱紀の「百工比照」におさめられた。元禄(げんろく)12年1月5日死去。82歳。越中(富山県)出身。姓は佐々木。名は信好。通称は別に徳左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android