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法輪功(ほうりんこう) ほうりんこう

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知恵蔵2015の解説

法輪功(ほうりんこう)

中国で1990年代初頭から広がり、社会的に台頭した集団。伝統的な身体鍛錬法の「気功」を実践しつつ「真・善・忍」の題目を説く活動を行ってきた。92年に創立され、98年後半から注目を集めるようになったこの集団は、51年吉林省生まれの在米の最高指導者・李洪志をあがめ、人づてに、またインターネットなどを通じて拡大、8000万にも及ぶメンバー(会員)を擁するとも推測されている。99年4月下旬には会員1万人以上が当局の弾圧に抗議して北京の中南海一帯に座り込んで注目を集めた。中国共産党は、99年7月19日の通達で法輪功の非合法化と一斉摘発に乗り出し、出版物などを押収。同月29日には、李洪志に逮捕状を出して国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配を要請したが、ICPOはこの要請を拒否、米英政府なども同様の対応をみせた。法輪功の浸透拡大は、「改革・開放」下の中国社会の心理的空洞を映し出した現象ともいえよう。

(中嶋嶺雄 国際教養大学学長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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