日本大百科全書(ニッポニカ) 「泡蒼鉛(データノート)」の意味・わかりやすい解説
泡蒼鉛(データノート)
あわそうえんでーたのーと
泡蒼鉛
英名 bismutite
化学式 Bi2[O2|CO3]
少量成分 ほとんどつねに過剰の水分を含み,古い記載ではnH2Oが加えられたものもあった。現在は無水物の式が正当となっている
結晶系 正方
硬度 非常に測定しにくく,2.5から3.5の間で幅があるとされる
比重 8.25。この値に達するものはない。水分の存在によるものとされる
色 黄,淡黄,褐,褐黄,灰
光沢 土状。厚味のあるものは樹脂状
条痕 灰
劈開 X線粉末回折実験では底面反射が強く出ることと,原子配列が層状をなすので,底面方向に完全なものがあるとされる
(「劈開」の項目を参照)
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