泣初・鳴初(読み)なきぞめ

精選版 日本国語大辞典 「泣初・鳴初」の意味・読み・例文・類語

なき‐ぞめ【泣初・鳴初】

〘名〙
① (泣初) 正月にはじめて泣くこと。《季・新年》
流寓抄(1958)〈久保田万太郎〉その四「手をしめてしめて泣初(ナキゾ)めしたりけり」
② (鳴初) 鳥、虫、獣などがはじめて鳴くこと。また、その季節にはじめて鳴くこと。
※俳諧・文政句帖‐七年(1824)正月「鳴ぞめによしといふ日か猫の恋」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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