注文(読み)ちゅうもん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

注文(流通)
ちゅうもん

一定の財の生産や輸送、サービスの提供を買い手が売り手に対して申し込む行為。口頭、電話、郵便、電報、インターネット、ファクシミリなどで行われるが、目的物の品質や価格が確定している簡易かつ日常的なものを除けば、文書を用いるのが一般的であり、しかも安全、確実である。注文に際しては、品質、数量、価格、受け渡しの時期と場所、代金決済の期日と方法、荷造り、輸送方法などを明確にしなければならない。これらを明記した注文用の文書を注文書という。重要な注文については、注文先の信用等について調査をすることが望ましい。一般に注文は買い手から売り手に申し込む売買取引であるが、売り手から買い手に申し出ることもある。注文がそのまま売買契約になる例が多いが、消費者保護のため、一定の場合に、所定冷却期間内であれば違約金なしで無条件に解約できる制度がある。これをクーリング・オフという。特定商取引法(昭和51年法律第57号)、割賦販売法(昭和36年法律第159号)にこの規定がある。[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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