注連縄・尻久米縄・端出縄(読み)しりくめなわ

精選版 日本国語大辞典 の解説

しりくめ‐なわ ‥なは【注連縄・尻久米縄・端出縄】

〘名〙 (「くめ」は「籠(こめ)」で、わらのしりを切り捨てないでそのままこめ置いたなわの意) 上代、縄を引き渡して、内側にはいることを禁じ、清浄な地を区画する標としたもの。後、神前に引き、また、新年の時などの飾りとする。しめなわ。しりくべなわ。しりくめ。
古事記(712)上「布刀玉の命、尻久米(クメ)〈此の二字は音を以ゐよ〉縄を其の御後方に控き度して白言ししく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android