津幡 文長(読み)ツバタ ブンチョウ

20世紀日本人名事典 「津幡 文長」の解説

津幡 文長
ツバタ ブンチョウ

明治・大正期の実業家



生年
安政2年10月15日(1855年)

没年
大正12(1923)年1月5日

出生地
陸奥国津軽郡(青森県青森市)

経歴
横浜の輸出業者と提携し、陸奥湾の干しアワビやナマコ・昆布といった海産物の集荷・輸出を行う。その成功を背景に明治15年頃から潜水夫によるアワビ漁を開始し、のちには鯛・鮪の建網や水産品加工も営んだ。品質改良にも熱心で、サメや昆布・スルメなど従来顧みられなかった魚介類の加工に成功。また、水産業のみならずマンガンの採掘事業を興し、巨利を博した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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