津田 道子(読み)ツダ ミチコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「津田 道子」の解説

津田 道子
ツダ ミチコ


職業
箏曲家

専門
地唄

肩書
京都当道会会長

生年月日
大正13年 4月13日

出身地
京都府 京都市

学歴
同志社大学哲学科〔昭和25年〕卒,同志社大学大学院修了

経歴
京都に伝わる地歌箏曲の重鎮津田青寛二女に生まれ、幼時から琴を習う。大学卒業後数学教師の傍ら大学院で学び、昭和41年ワシントン大学大学院招聘教授に。以前から萩原正吟(無形文化財記録保持者、52年死去)に師事していたが、帰国後は日本の伝統回帰に一層の情熱を持ち、江戸の“三味線組歌”も復元。京都伝承の箏曲歌全曲、腕崎流胡弓などの伝承・保存に尽力旋律のパターン分析にコンピューターを導入するなど、邦楽界の理論派として知られた。著書に「箏の基礎知識」「京の響き 柳川三味線」がある。

受賞
芸術祭賞大賞(昭47年度),グリーンリボン賞(功労賞),京都市芸術功労賞(平8年度)〔平成9年〕,京都府あけぼの賞〔平成11年〕

没年月日
平成15年 6月22日 (2003年)

家族
父=津田 青寛(箏曲家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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