精選版 日本国語大辞典 「流連・留連」の意味・読み・例文・類語
りゅう‐れん リウ‥【流連・留連】
〘名〙
① (「孟子‐梁恵王下」の「流連荒亡、為二諸侯憂一、従レ流下而忘レ反、謂二之流一、従レ流上而忘レ反、謂二之連一、従レ獣無レ厭、謂二之荒一、楽レ酒無レ厭、謂二之亡一、先王無二流連之楽、荒亡之行一」による語。「流」も「連」も流れにまかせて舟遊びにふけること) 遊びや楽しみにふけって家に帰るのを忘れること。遊興にふけって日を送ること。るれん。
③ 夢中になること。心を奪われること。
※惺窩文集(1627頃)続・序「或流二連風景一、陶二写性霊一」 〔王僧達‐祭顔光祿文〕
④ しきりに涙を流すこと。〔漢書‐叙伝上〕
⑤ 続けて流すこと。楽曲などを続けて演奏すること。
※曲附次第(1423頃)「たえぬこゑにて、曲を色々に流連して」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報