浪越 徳治郎(読み)ナミコシ トクジロウ

20世紀日本人名事典 「浪越 徳治郎」の解説

浪越 徳治郎
ナミコシ トクジロウ

昭和期の指圧師 日本指圧協会理事長;浪越学園理事長。



生年
明治38(1905)年11月3日

没年
平成12(2000)年9月25日

出生地
香川県仲多度郡多度津町

学歴〔年〕
高小卒

主な受賞名〔年〕
東京都民功労者〔昭和56年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和58年〕

経歴
7歳のとき一家をあげて北海道へ。大正14年から室蘭で指圧治療院を開業。昭和8年東京に進出、15年には日本指圧学院(現・日本指圧専門学校)を設立し、21年日本指圧協会会長に就任。29年来日中のマリリン・モンローの腹病を指圧で治し話題となった。43年からはテレビ朝日のワイドショー番組「桂小金治アフタヌーンショー」の「テレビ指圧教室」に出演して「指圧の心 母心 押せば生命の泉わく」のキャッチフレーズ人気者になった。46年参院選に出馬したが落選。学校法人・浪越学園理事長。著書に「指圧療法全書」「指圧療法と生理学」「若さいきいき指圧法」「三分間指圧」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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