海松色・水松色(読み)みるいろ

精選版 日本国語大辞典 「海松色・水松色」の意味・読み・例文・類語

みる‐いろ【海松色・水松色】

〘名〙
萌葱(もえぎ)色の黒みがかった色。木賊(とくさ)色。みる。
太平記(14C後)一三「細烏帽子袖単白して、海松(ミル)色の水干著たる調度懸六人」
② 襲(かさね)色目の名。表は萌葱、裏は青。一説に表は黒萌葱、裏は白。〔物具装束鈔(1412頃か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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