20世紀日本人名事典 「深尾 須磨子」の解説
深尾 須磨子
フカオ スマコ
明治〜昭和期の詩人
- 生年
- 明治21(1888)年11月18日
- 没年
- 昭和49(1974)年3月31日
- 出生地
- 兵庫県氷上郡大路村(現・春日町)
- 学歴〔年〕
- 京都菊花高等女学校卒
- 経歴
- 大正10年、夫贇之丞の遺稿詩集「天の鍵」に自作詩54篇を加えて出版し、詩の世界に入る。与謝野晶子に師事して詩作し、大正11年「真紅の溜息」を刊行。大正14年〜昭和3年渡欧し、コレットらを知り、コントなども書くようになる。昭和5〜7年再度渡欧し、パリ性科学協会に入り生物学の研究に熱中。以後も3度渡欧し、社会批判、文明批判などの詩を発表した。他に「呪咀」「焦躁」「牝鶏の視野」「永遠の郷愁」「深尾須磨子詩集」などの詩集があり、また小説、評論、翻訳などの著書も数多くある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報