渋川 伝次郎(読み)シブカワ デンジロウ

20世紀日本人名事典 「渋川 伝次郎」の解説

渋川 伝次郎
シブカワ デンジロウ

大正・昭和期の殖産家 元・青森県りんご協会理事。



生年
明治31(1898)年11月10日

没年
平成3(1991)年6月13日

出生地
青森県黒石市

学歴〔年〕
五所川原農学校〔大正5年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲五等瑞宝章〔昭和52年〕,河北文化賞

経歴
リンゴが不要不急の作物とされ、青森県内のリンゴ園が壊滅寸前の危機に陥っていた終戦後、昭和21年青森県りんご協会を創設。農薬配給、価格の改定などを行うとともに、生産者の教育、リンゴの普及活動に力を注いだ。また、枝を高く伸ばすそれまでのやり方を覆し、低く抑える剪定方法を編み出すなど、青森県を日本一のリンゴ産地にし、“リンゴの神様”と慕われた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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