家庭医学館 の解説
げんあつしょうせんすいびょうせんかんびょう【減圧症(潜水病/潜函病)】
これが減圧症で、海中の潜函(せんかん)内の作業から、急に浮上したときにおこるので、潜函病、潜水病ともいいます。
近年、遊びとして普及しているスキューバダイビングでも同じ症状がおこることがあります。
●症状
手足の筋肉が痛むⅠ型(骨筋肉型減圧症(こつきんにくがたげんあつしょう)、ベンズ)、中枢神経障害(ちゅうすうしんけいしょうがい)、呼吸・循環器障害、内耳前庭障害(ないじぜんていしょうがい)の症状を示すⅡ型があります。
かゆみ、発疹(ほっしん)などの皮膚症状を示すタイプもあります。
●治療
高圧酸素装置に入り、高い気圧の環境にからだをもどし、気泡になっているガスを体液中に溶かします。それから、徐々に気圧を下げ、ふつうの気圧にもどします。