渡出・渡手(読み)わたりで

精選版 日本国語大辞典 「渡出・渡手」の意味・読み・例文・類語

わたり‐で【渡出・渡手】

〘名〙
書紀(720)仁徳即位前・歌謡「ちはや人 宇治の渡に 和多利涅(ワタリデ)に 立てる 梓弓檀」
② (渡手) 囲碁で、渡り⑨の手。
※俳諧・虎渓の橋(1678か)賦何餠俳諧「月影白いを黒いとさ夜更て〈江雲〉 かささきのはしわたり手をうつ〈西鶴〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android