渡辺 省亭(読み)ワタナベ セイテイ

20世紀日本人名事典 「渡辺 省亭」の解説

渡辺 省亭
ワタナベ セイテイ

明治・大正期の日本画家



生年
嘉永4年12月27日(1852年)

没年
大正7(1918)年4月2日

出生地
江戸・神田佐久間町

本名
渡辺 義復

旧姓(旧名)
吉川

別名
幼名=貞吉,政吉,通称=良助

経歴
16歳の時、菊池容斎師事。明治8年起立工商会社で輸出工芸の下絵図案を制作、10年第1回内国勧業博覧会で金髹(きんきゅう)図案が花紋賞受賞。11年パリ万博に出品し銅牌受賞、帰国後、洒脱筆致に洋風を加味した花鳥画を創作。以後、アムステルダムシカゴセントルイスの各万国博で受賞を重ね、海外でも高い評価を得る。また七宝焼の図案を手がけたほか、木版画、雑誌挿絵も制作。木版画集に「省亭花鳥画譜」があり、山田美妙「蝴蝶」、尾崎紅葉「青葡萄」などの小説の挿絵でも評判を集めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「渡辺 省亭」の解説

渡辺 省亭 (わたなべ しょうてい)

生年月日:1852年12月27日
明治時代;大正時代の日本画家
1918年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android