渡辺 洪基(読み)ワタナベ コウキ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「渡辺 洪基」の解説

渡辺 洪基
ワタナベ コウキ


肩書
衆院議員(無所属),貴院議員(勅選),帝国大学初代総長

生年月日
弘化4年12月23日(1848年)

出生地
越前国武生(福井県武生町)

学歴
慶応義塾大学〔明治1年〕卒

経歴
漢学、蘭学を修め、佐藤舜海福沢諭吉の塾で学ぶ。明治2年大学少助教となり、4年に外務省に入った。10月に岩倉全権大使に随行して欧米に出向する。帰国後、太政官大書記官兼外務大書記官となり、「外交志略」を編集。その後、11年学習院次長、13年太政官法制部主事、15年元老院議官、18年東京府知事、19年帝国大学初代総長、23年駐オーストラリア公使を歴任。25年衆院議員に選出され1期務める。30年12月〜34年5月勅選貴院議員。33年立憲政友会の創立参画著書に「維新前後政治の観察」がある。

没年月日
明治34年5月24日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「渡辺 洪基」の解説

渡辺 洪基
ワタナベ コウキ

明治期の政治家,官僚 衆院議員(無所属);貴院議員(勅選);帝国大学初代総長。



生年
弘化4年12月23日(1848年)

没年
明治34(1901)年5月24日

出生地
越前国武生(福井県武生町)

学歴〔年〕
慶応義塾大学〔明治1年〕卒

経歴
漢学、蘭学を修め、佐藤舜海、福沢諭吉の塾で学ぶ。明治2年大学少助教となり、4年に外務省に入った。10月に岩倉全権大使に随行して欧米に出向する。帰国後、太政官大書記官兼外務大書記官となり、「外交志略」を編集。その後、11年学習院次長、13年太政官法制部主事、15年元老院議官、18年東京府知事、19年帝国大学初代総長、23年駐オーストラリア公使を歴任。25年衆院議員に選出され1期務める。30年12月〜34年5月勅選貴院議員。33年立憲政友会の創立に参画。著書に「維新前後政治の観察」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「渡辺 洪基」の解説

渡辺 洪基 (わたなべ こうき)

生年月日:1848年12月23日
明治時代の官僚。帝国大学総長;貴族院議員
1901年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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