日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯本温泉(山口県)」の意味・わかりやすい解説 湯本温泉(山口県)ゆもとおんせん 山口県北西部、長門(ながと)市にある温泉。深川(ふかわ)川中流の音信(おとずれ)川の河畔の狭い段丘上に立地。泉源8(うち現在使用しているのは4)、白亜紀流紋岩の破砕帯より湧出(ゆうしゅつ)し、泉質はアルカリ性単純温泉。中世以来大寧(たいねい)寺支配の霊湯として繁栄し、現在も県内では湯田温泉(山口市)とともに知られている。近くに大内義隆(よしたか)が自刃した名刹(めいさつ)大寧寺、義隆の墓、萩(はぎ)焼深川窯(よう)などがある。JR美祢(みね)線長門湯本駅下車。[三浦 肇][参照項目] | 長門(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例