湿ぽい(読み)しめっぽい

精選版 日本国語大辞典 「湿ぽい」の意味・読み・例文・類語

しめっ‐ぽ・い【湿ぽい】

〘形口〙 (「ぽい」は接尾語)
① しめりけがある。湿気があってじめじめしている。しっとりしている。
※雑俳・柳多留‐初(1765)「見に行てしめっほく出る払蔵」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一「踏む靴の底が、湿(シメ)っぽく思はれる」
気分が沈んでいる。陰気くさい。
※金(1926)〈宮嶋資夫〉五「部屋の中が、しめっぽい沈黙に陥りかけて」
しめっぽ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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