満川 亀太郎(読み)ミツカワ カメタロウ

20世紀日本人名事典 「満川 亀太郎」の解説

満川 亀太郎
ミツカワ カメタロウ

大正・昭和期の国家主義者,東亜問題研究家 拓殖大学教授。



生年
明治21(1888)年1月18日

没年
昭和11(1936)年5月12日

出生地
大阪府豊能郡南豊島

学歴〔年〕
早稲田大学〔明治40年〕卒,東京外国語学校(現・東京外国語大学)卒

経歴
軍国主義的な雑誌「大日本」記者を経て、大正7年世話人となって左右思想家や軍人の社交集団、老壮会をつくった右翼の理論家。8年には老壮会を母体とし、北一輝大川周明とともに猶存社を固めたが、温厚で世話好きなため、北から“天神さん”とアダナされた。猶存社解散後、大川と行地社を結成。昭和6年には下中弥三郎の国民主義運動に参画し、7年新日本国民同盟中央常任委員。8年から拓殖大学教授。著書に「黒人問題」、自伝「三国干渉以後」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「満川 亀太郎」の解説

満川 亀太郎 (みつかわ かめたろう)

生年月日:1888年1月18日
大正時代;昭和時代の国家主義者。拓殖大学教授
1936年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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