源国信(読み)みなもとの くにざね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源国信」の解説

源国信 みなもとの-くにざね

1069-1111 平安時代後期の公卿(くぎょう),歌人
延久元年生まれ。源顕房(あきふさ)の子。母は藤原良任の娘。承徳(じょうとく)2年(1098)参議。のち正二位,権(ごんの)中納言となった。坊城中納言とよばれる。堀河天皇側近で,源俊頼(としより)とともに「堀河院御時(おんとき)百首和歌」の成立にかかわった。「金葉和歌集」以下の勅撰集に37首はいっている。天永2年1月10日死去。43歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「源国信」の解説

源国信

没年:天永2.1.10(1111.2.19)
生年:延久1(1069)
平安後期の貴族,歌人。右大臣源顕房と美濃守藤原良任の娘の子。坊城中納言と号す。承徳2(1098)年参議,康和4(1102)年権中納言。堀河天皇周辺の歌壇を構成する,当代の代表的歌人のひとり

(上杉和彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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