滋賀県大津市(読み)おおつ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔滋賀県〕大津〈市〉(おおつ〈し〉)


滋賀県南西部の市。
琵琶(びわ)湖南西岸に位置し、西は京都市に接する。県庁所在地で、県の行政・産業・文化の中心。2001年(平成13)4月特例市。2006年3月、滋賀郡の志賀町を編入して現在の姿となる。この合併により、滋賀郡は消滅。2009年4月中核市に指定。667年(天智(てんじ)天皇6)から大津宮がおかれた地。平安時代後期からは琵琶湖水運の要港をなした。近世初頭に豊臣秀吉(とよとみひでよし)が大津城を築いたが、のち城は膳所(ぜぜ)に移され、大津は港町、東海道の宿場町として繁栄。1891年(明治24)の大津事件発生の地。大津絵・膳所焼の伝統産業のほか、琵琶湖南岸に紡績・電機・機械などの大工場がある。天台宗総本山の比叡(ひえい)山延暦(えんりゃく)寺、日吉大社、園城(おんじょう)寺(三井寺(みいでら))(金堂などは国宝、鐘楼・木造不動明王坐像などは国の重要文化財に指定)、円満院(庭園は国の史跡かつ名勝に指定)など有名寺社が多い。坂本地区は重要伝統的建造物群保存地区に認定。「瀬田の夕照(せきしょう)」「堅田(かたた)の落雁(らくがん)」など近江八景が残る。南部は滋賀大学教育学部、滋賀医科大学ほか、図書館・美術館などの文化施設が集中する。大津湖岸なぎさ公園、鯖街道がある。近江舞子(おうみまいこ)水泳場は人気の行楽地。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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