滋賀県東近江市(読み)ひがしおうみ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔滋賀県〕東近江〈市〉(ひがしおうみ〈し〉)


滋賀県中東部にある市。
東部は三重県との県境を有し、北西端で琵琶湖に接する。2005年(平成17)2月、八日市市と神崎郡の永源寺町、同五個荘町、愛知(えち)郡の愛東町、同湖東町が合併して誕生。2006年1月、蒲生(がもう)郡の蒲生町と神崎(かんざき)郡の能登川町を編入して現在の姿となる。この合併により神崎郡消滅。市域は東西に広く、中央部を愛知川が流れる。東部は鈴鹿山脈の山間部で、鈴鹿国定公園に指定されている。JR東海道本線・近江鉄道本線・名神高速道路などが通じる。八日市地区は平安時代から市場町として栄えた。君ヶ畑(きみがはた)・蛭谷(ひるたに)両地区は木地(きじ)師発祥の地とされ、木地木工品を産する。五箇荘地区は近江(おうみ)商人発祥地の一つ。金堂町地区は国の重要伝統的建造物郡保存地区に指定されている。愛知川・日野川流域は肥沃な田園地帯で、近江米の稲作や、野菜・果物・花卉(かき)の栽培が行われる。近江牛に代表される肉牛飼育や酪農も盛ん。山間部ではコンニャク・茶を生産する。地場産業の繊維産業が盛んで、麻織物・夜具などを製造する。ほかに電機・プラスチック・金属・建材などの工場が進出。湖東地区は伝統の梵鐘鋳造で知られる。
県指定史跡の木村古墳群ほか市内には古墳や遺跡が点在。聖徳太子建立とされる百済(ひゃくさい)寺、石馬(いしば)寺などの古刹があり、永源(えいげん)寺は紅葉の名所として有名。近くには永源寺ダムがある。犬上川はアユ釣りの名所。江戸時代から続く八日市大凧まつりは国の選択無形民俗文化財。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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