滋賀県長浜市(読み)ながはま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔滋賀県〕長浜〈市〉(ながはま〈し〉)


滋賀県北東部の市。
琵琶湖の北東岸に位置する。湖北地域の産業・文化の中心。2006年(平成18)2月、旧・長浜市と東浅井(ひがしあざい)郡の浅井町、同びわ町と合併、2010年1月に東浅井郡の虎姫町、同湖北町、伊香(いか)郡高月町、同木之本町、同余呉町、同西浅井町が合併して現在の姿となる。この合併により東浅井郡と伊香郡は消滅。JR北陸本線、北陸自動車道などが通じる。1574年(天正2)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の長浜城築城以後、城下町・商都として栄えた。近年ではバイオテクノロジー関連企業の誘致も進む。旧・虎姫町は古くから稲作と養蚕中心の農業地帯だったが、昭和40年代から金属・製紙関連の中小工場が進出。旧・木之本町と旧・西浅井町はともに交通の要衝として繁栄。
竹生(ちくぶ)島は琵琶湖八景の一つで、島全体が国の名勝かつ史跡に指定されている。行基が開いたとされる宝厳寺(ほうごんじ)の唐門は国宝に指定。渡岸寺(どうがんじ)観音堂の名で知られる向源寺(国宝の木造十一面観音立像を所蔵)、木之本地蔵院の名で知られる浄信(じょうしん)寺(庭園は国の名勝に指定)、五村(ごむら)別院(本堂、表門は国の重要文化財に指定)がある。長浜八幡宮の曳山(ひきやま)狂言は国の重要無形民俗文化財。旧長浜駅の駅舎などの鉄道資産が鉄道公園の長浜鉄道スクエアに保存されている。国の重要文化財である菅浦文書で知られる菅浦集落がある。旧・湖北町東部にある国指定史跡の小谷(おだに)城跡は、戦国大名浅井長政(あさいながまさ)の本拠地。琵琶湖湖畔に水鳥公園、湖北野鳥センターがある。旧・余呉町は余呉湖、古戦場で名高い賤ケ岳(しずがたけ)など観光資源に富み、スキー場・ハイキングコースを整備。栃ノ木峠がある。高時川上流域に多目的ダムの丹生ダムの建設計画があるが、本体工事は未着工となっている。須賀谷温泉、長浜太閤温泉、尾上温泉が湧く。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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