滑降競技(読み)かっこうきょうぎ

精選版 日本国語大辞典 「滑降競技」の意味・読み・例文・類語

かっこう‐きょうぎ クヮッカウキャウギ【滑降競技】

〘名〙 スキーアルペン競技一つ積雪の傾斜面を滑降して、その時間を争うもの。男子標高差八〇〇~一一〇〇メートル、女子は五〇〇~八〇〇メートルの傾斜面を、二・五キロメートルから四キロメートル滑降して、その速さを競う。滑降。

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デジタル大辞泉 「滑降競技」の意味・読み・例文・類語

かっこう‐きょうぎ〔クワツカウキヤウギ〕【滑降競技】

スキー競技アルペン種目の一。標高差、男子800~1100メートル、女子450~800メートルのコースを高速で滑降し、所要時間を競う。アルペン4種目のなかで最もコースが長く、スピードが速い。旗門の数が少ないため、平均時速は100キロメートル以上になる。ダウンヒル

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百科事典マイペディア 「滑降競技」の意味・わかりやすい解説

滑降競技【かっこうきょうぎ】

スキー競技のアルペン競技種目の一つ。ダウンヒルdownhill。標高差,男子800〜1000m,女子500〜700m,距離3〜4kmくらいの一定のコースを滑り降り,タイムを競う。平均時速80km以上,瞬間で120kmを超え,年々高速化が進んでいる。危険防止のためヘルメット着用等が義務づけられる。冬季オリンピック・アルペン競技としては,男女とも1948年のサン・モリッツオリンピックから正式種目。男女とも伝統的にヨーロッパアルプスを拠点とするオーストリアフランスイタリア,スイス,ドイツとスペインなどが強豪。日本人のメダル獲得者はまだ出ていない。
→関連項目大回転競技

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「滑降競技」の意味・わかりやすい解説

滑降競技
かっこうきょうぎ

スキー競技

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世界大百科事典(旧版)内の滑降競技の言及

【スキー】より


[アルペン種目]
 滑降,回転,大回転からなり,いずれも所要時間のみを競う。(1)滑降競技downhill 高速でのスキー技術,優れた敏しょう性,集中力の持続性,勇気などをテストするレースといわれ,瞬間時速は100kmを超える。高速で危険なため公式練習が義務づけられ,競技と同じ時間,同じ条件で行われる。…

※「滑降競技」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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