漫漫・曼曼(読み)まんまん

精選版 日本国語大辞典 「漫漫・曼曼」の意味・読み・例文・類語

まん‐まん【漫漫・曼曼】

〘形動タリ〙
① 遠くひろびろとしたさま。広くはてしないさま。
文華秀麗集(818)下・江上船〈嵯峨天皇〉「一道長江通千里、漫漫流水漾行船
平家(13C前)一〇「南には蒼海漫々として」 〔揚雄‐甘泉賦〕
② 長く遠いさま。
※南郭先生文集‐二編(1737)一・燕歌行「望尽明月疲、長路漫漫鳴雁飛」 〔楚辞離騒
③ 夜の長いさま。
本朝無題詩(1162‐64頃)五・冬日即事〈中原広俊〉「漫々冬夜興如何、紅火炉辺抱膝居」 〔楚辞‐九章・悲回風〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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