為留・仕留(読み)しとめる

精選版 日本国語大辞典 「為留・仕留」の意味・読み・例文・類語

し‐と・める【為留・仕留】

〘他マ下一〙 しと・む 〘他マ下二〙
一連行為・動作をそこで終わりにする。
※東北大学本知連抄(1374頃)「出にし里ぞはや遠くなる 波かぜや浦はの舟を送るらん 是こそ下手連歌にて侍れ。〈略〉いくたびも前句かしらに出るとあらば、こなたには舟宿道旅と仕留てあらばこそ付侍れ」
② 目ざした相手獲物を確実に殺す。うちはたす。うち殺す。いとめる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)一「こりゃ見よ、后をしとめたは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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