無碍・無礙(読み)むげ

精選版 日本国語大辞典 「無碍・無礙」の意味・読み・例文・類語

む‐げ【無碍・無礙】

〘名〙 (形動) 仏語。さしさわりのないこと。障害のないこと。さまたげられていないこと。とらわれることなく自由であること。また、気ままで勝手であること。また、そのさま。
法華義疏(7C前)一「如来、無礙力無畏禅定解脱三昧諸法皆深成就故、云広大甚深無量」
※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「もとより空寂にして一体無㝵なりといひき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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