焼成リン肥(焼成燐肥)(読み)しょうせいりんぴ(英語表記)calcined phosphate

世界大百科事典 第2版の解説

しょうせいりんぴ【焼成リン肥(焼成燐肥) calcined phosphate】

乾式リン酸肥料の一種。リン鉱石に添加剤を加えて,空気中または水蒸気気流中で焼成し,主体鉱物のフッ素リン灰石を分解し,リンを可溶化する方法で製造する。工業的製法が確立されているのは,(1)炭酸ナトリウムと反応させレナニットCaNaPO4をつくる,(2)水蒸気との高温反応でフッ化水素の形で脱フツさせる,(3)上の(1)と(2)の折衷型,の3種である。(1)の例はドイツのレナニアリン肥Rhenania phosphate,(2)の例はアメリカの脱フツ焼成リン酸三石灰である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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