煙る・烟る(読み)けぶる

大辞林 第三版の解説

けぶる【煙る・烟る】

( 動五[四] )
〔「けむる」の古形〕
けむる(煙)」に同じ。 「広い部屋が一面に-・つて居る/続風流懺法 虚子
輪郭がかすんで、ほのかにみえる。かすんで美しくみえる。 「眉のわたりうち-・り/源氏 若紫
火葬にされて、煙となって上る。 「 - ・りにし人を桶火おけびの灰によそへて/和泉式部集」

けむる【煙る・烟る】

( 動五[四] )
〔古くは「けぶる」〕
火がよく燃えずに煙ばかりが盛んに出る。くすぶる。 「薪まきが-・る」 「山ぎはに結ぼほれたるけぶり-・らば/和泉式部集」
煙が立ちこめたようにかすんで見える。 「春雨に-・る京都東山」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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