20世紀日本人名事典 「照国 万蔵」の解説
照国 万蔵
テルクニ マンゾウ
- 生年
- 大正8(1919)年1月10日
- 没年
- 昭和52(1977)年3月20日
- 出生地
- 秋田県雄勝郡雄勝町
- 本名
- 大野 万蔵
- 旧姓(旧名)
- 菅
- 別名
- 年寄名=荒磯,伊勢ケ浜 万蔵(イセガハマ マンゾウ)
- 経歴
- 双葉山全盛期と重なったため優勝回数は少ないが、安定感に溢れるアンコ型の力士で、昭和10年初土俵、18歳で十両、20歳で入幕、22歳で大関、18年1月23歳で横綱に昇進し、最年少記録を全て更新した。25年9月初優勝。26年全勝優勝。そのリズミカルなとりくちは、“桜色の音楽”と形容された。28年引退後は相撲協会理事を務めた。幕内在位32場所、271勝91敗74休。日常生活でも物腰が柔らかく角界の紳士と呼ばれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報