煮抜卵・煮抜玉子(読み)にぬきたまご

精選版 日本国語大辞典 「煮抜卵・煮抜玉子」の意味・読み・例文・類語

にぬき‐たまご【煮抜卵・煮抜玉子】

〘名〙 かたゆでにした卵の関西での呼び名。生卵煮汁に割り入れて煮たものや、茶碗に割り入れた卵を湯煎煮にしたものもいう。にぬき。
浄瑠璃長町女腹切(1712頃)中「髭 寄せてほうずりは、山葵おろしににぬきの玉ごいたそな顔のいたいたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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