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熊本県宇城市 うき〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔熊本県〕宇城〈市〉(うき〈し〉)


熊本県中西部、宇土(うと)半島基部と南部を占める市。
八代海上の戸馳(とばせ)島(戸馳大橋により半島と結ばれる)も市域に含む。2005年(平成17)1月、宇土郡の三角町・不知火町と下益城郡の松橋町・小川町・豊野町が合併して成立。この合併により、宇土郡は消滅。JR鹿児島本線・三角線、国道3号・266号などが通じ、九州自動車道のインターチェンジがある。南部の小川町は薩摩街道の旧宿場町。八代海を臨む半島基部には近世以降の干拓地が広がり、稲作のほか、イグサ・メロン・イチゴ・ミカンなどの栽培が盛ん。宇土半島では沿岸漁業とクルマエビなどの養殖漁業も行われる。三角港は天然の良港で、周辺は明治中期から港町として発展。長崎県島原への中継港として、別府(べっぷ)・阿蘇(あそ)・雲仙(うんぜん)を結ぶ九州国際観光ルートの一拠点をなす。鉄道開通以降、中心は西港から東港へ移ったが、西港は貴重な近代建築遺産として国の重要文化財に指定されており、九州・山口の近代化産業遺産群のひとつとしてユネスコ世界遺産の暫定リストにも掲載されている。市の東部には県下最大級の灌漑用溜め池である萩尾大溜池がある。旧暦8月1日に八代海上に出現する不知火(しらぬい)現象が有名。

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