片岡 松燕(読み)カタオカ ショウエン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「片岡 松燕」の解説

片岡 松燕
カタオカ ショウエン


職業
俳優

本名
加藤 一

生年月日
明治28年 2月15日

出生地
兵庫県 神戸市

経歴
6歳で中村福円に弟子入りし、「佐倉宗吾」の子役で初舞台を踏む。のち名女形片岡我童に入門、大正6年片岡松燕を襲名した。9年日活京都撮影所に入り、女形として尾上松之助の相手役を務める。12年頃から女優がでてきたため二枚目役に転向、14年「落花の舞」の高野少将、「鞍馬天狗」の小野宗房卿、15年「忠臣蔵」の神崎与五郎などを演じた。同年日活を辞め、片岡松燕プロダクションを設立し、「大望」を発表。以後3、4本の作品を制作したのち、舞台に戻った。

没年月日
昭和18年 6月10日 (1943年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「片岡 松燕」の解説

片岡 松燕
カタオカ ショウエン

明治・大正期の俳優



生年
明治28(1895)年2月15日

没年
昭和18(1943)年6月10日

出生地
兵庫県神戸市

本名
加藤 一

経歴
6歳で中村福円に弟子入りし、「佐倉宗吾」の子役で初舞台を踏む。のち名女形片岡我童に入門、大正6年片岡松燕を襲名した。9年日活京都撮影所に入り、女形として尾上松之助の相手役を務める。12年頃から女優がでてきたため二枚目役に転向、14年「落花の舞」の高野少将、「鞍馬天狗」の小野宗房卿、15年「忠臣蔵」の神崎与五郎などを演じた。同年日活を辞め、片岡松燕プロダクションを設立し、「大望」を発表。以後3、4本の作品を制作したのち、舞台に戻った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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