王 国維(読み)おうこくい

旺文社世界史事典 三訂版 「王 国維」の解説

王 国維
おうこくい

1877〜1927
清末期〜中華民国初期の歴史学者
浙江 (せつこう) 省出身。字 (あざな) は静安,号は観堂。辛亥革命で日本の京都に亡命。帰国後,清華研究院教授となったが,清朝悲運を嘆いて入水自殺。清朝考証学の伝統を羅振玉 (らしんぎよく) から受け,西洋の研究法も駆使して甲骨文字を解読し,殷・周を主とする古代史研究に画期的発展をもたらした。ほかに経書の科学的分析の研究,敦煌 (とんこう) 文書の研究,モンゴル史料の校訂など業績は多い。

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367日誕生日大事典 「王 国維」の解説

王 国維 (おう こくい)

生年月日:1877年10月29日
中国,清末・民国の歴史家,文学者
1927年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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