瑞瑞・水水(読み)みずみず

精選版 日本国語大辞典 「瑞瑞・水水」の意味・読み・例文・類語

みず‐みず みづみづ【瑞瑞・水水】

〘副〙 (「みんずり」と同語源か。「と」を伴って用いることもある)
① しつこくないさま、あっさりとしたさまを表わす語。みんずり。
※五音三曲集(1460)「節之事。〈略〉甘節とは、あまきふしなれば、あまかるべきなれども、さのみあまければ濃き味はいにてわろし。さるほどに、みづみづといひなせば、幽玄におもしろく聞ゆる也」
② つやがあって新鮮なさま、若々しいさまを表わす語。みんずり。
※仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講「気象のみずみずとうるはしい」

みずみず‐し・い みづみづ‥【瑞瑞・水水】

〘形口〙 みづみづし 〘形シク〙 (「みずみず」の形容詞化か) 光沢があって若々しい。生気があって美しい。新鮮である。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
硝子戸の中(1915)〈夏目漱石三七「母の水々(ミヅミヅ)しい姿を覚えてゐる特権が」
みずみずし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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