瑞穂(京都府)(読み)みずほ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「瑞穂(京都府)」の意味・わかりやすい解説

瑞穂(京都府)
みずほ

京都府中西部、船井郡(ふないぐん)にあった旧町名(瑞穂町(ちょう))。現在は船井郡京丹波町(きょうたんばちょう)の南西部を占める一地区。南は兵庫県に接する。1955年(昭和30)町制施行。2005年(平成17)瑞穂町は丹波町、和知(わち)町と合併し、京丹波町となる。国道9号(山陰街道)が通じ、173号が分岐する。由良(ゆら)川の支流土師(はぜ)川の上流部、標高500メートル前後の丹波高地にあり、平地に乏しく、旧町域の80%は山林が占める。農業のほかに林業が盛んで、丹波グリ、マツタケアズキ(丹波大納言(だいなごん))の産地として知られる。北西の質志(しずし)には鍾乳洞(しょうにゅうどう)がある。

織田武雄

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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