瓜生 敏一(読み)ウリュウ トシカズ

20世紀日本人名事典 「瓜生 敏一」の解説

瓜生 敏一
ウリュウ トシカズ

昭和期の俳人



生年
明治44(1911)年2月20日

没年
平成6(1994)年8月3日

出生地
福岡県田川郡赤村

学歴〔年〕
早稲田大学文学部国文科〔昭和10年〕卒

経歴
初期に定形句を作ったが、昭和7年河東碧梧桐に師事し自由律俳句転じ「三昧」「紀元」に投句。また近代俳句の研究を続ける。大学卒業後、中国の放送局に勤務し、21年帰国。戦後、福岡県田川を中心に高校教師を務める一方、郷土史の研究にも取りくむ。退職後、愛知淑徳短期大学講師を務めた。「層雲」同人。荻原井泉水ら俳人の研究で知られ、著書に「中塚一碧楼」「森有一翁の思い出」「妙好俳人 緑平さん」、句集に「稚心」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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