瓦煙・瓦烟(読み)かわらけむ

精選版 日本国語大辞典 「瓦煙・瓦烟」の意味・読み・例文・類語

かわら‐けむ かはら‥【瓦煙・瓦烟】

〘名〙 (「けむ」は「けむり」の略。「かわらけぶ」とも)
① 瓦を焼く煙。江戸では今戸の瓦などを焼く煙をさすことが多い。
洒落本通言総籬(1787)二「口よりけむの出る比。立つや今戸のかはらけむ」
陰毛の薄いこと。また、その女性
咄本・聞上手二篇(1773)瓦けむ「はでな女中がとふる〈略〉番人が来て『イヤ、あれは瓦(カワラ)けむじゃ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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