甑島のトシドン

デジタル大辞泉プラス 「甑島のトシドン」の解説

甑島のトシドン

鹿児島県薩摩川内市の下甑島に伝わる民俗行事大晦日に、シュロの皮やソテツの葉で作った蓑をまとい、長い鼻の面をつけた「トシドン」と呼ばれる祝神に扮した大人が子供のいる家を訪れて、日ごろの勤惰を問いただしたり、歌を歌わせるなどした後、「トシモチ(年餅)」と呼ばれる餅を与えて祝福する。1977年、国の重要無形民俗文化財指定。2009年、ユネスコ無形文化遺産に登録。

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事典 日本の地域遺産 「甑島のトシドン」の解説

甑島のトシドン

(鹿児島県薩摩川内市下甑町)
無形文化遺産」指定の地域遺産。
甑島のトシドンは、下甑島に伝わる来訪神の行事。大晦日の夜、トシドンと呼ばれる神に扮装した男性らが子どものいる家々を訪れ悪い子ども戒める。重要無形民俗文化財(風俗慣習:年中行事)

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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