生恵 幸子(読み)イクエ サチコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「生恵 幸子」の解説

生恵 幸子
イクエ サチコ


職業
漫才

本名
赤田 松子(アカダ マツコ)

別名
旧芸名=庭野 千草

グループ名
コンビ名=人生幸朗・生恵幸子

生年月日
大正12年 9月25日

出身地
大阪府 大阪市

経歴
物心ついたころから舞台を見て育ち、尋常小学校を卒業してすぐ叔母相方として漫才を始める。のち庭野千草の名で正式にデビュー、夫の北斗七星とコンビを組む。昭和27年夫を亡くすが、2年後に16歳年上の人生幸朗とコンビを組み、同時に結婚。以来、幸朗が57年に病没するまで、その歌謡曲や世相・風俗を題材にした即興のぼやきに当意即妙で応え、幸朗が“責任者出てこい!”と叫ぶと、幸子が“出てきはったらどないすんのん”“アホ!いつまでぼやいてんねや!この泥亀!”と突っ込んでしめる芸風で人気を博し、ぼやき漫才・夫婦漫才の代名詞として戦後の上方漫才を支えた。幸朗が亡くなった後は芸の世界から遠ざかった。平成3年夫婦をモデルにしたドラマ「ああ愛しき夫婦」がテレビで放映された。レコードに「幸朗・幸子のぼやき教室」がある。

受賞
上方漫才大賞奨励賞(第9回)〔昭和49年〕,上方お笑い大賞(第6回)〔昭和52年〕

没年月日
平成19年 2月5日 (2007年)

家族
夫=人生 幸朗(漫才師)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android