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生物による環境浄化 せいぶつによるかんきょうじょうかenvironmental control〈purification〉 by organisms

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生物による環境浄化
せいぶつによるかんきょうじょうか
environmental control〈purification〉 by organisms

有害物質で汚染され自然回復が望めなくなった土壌や河川に,生物を投入することにより浄化しようとする試み。土壌や河川の有機物は,本来そこに生息する細菌や菌類などによって無機物に分解され,浄化されることになる。しかし,そうした生物が,有機物の増加,酸素不足,有毒物の散布など環境悪化により生育が妨げられると,自然浄化が十分に行われなくなる。そこで,そのような環境下でも生育できる微生物を投入し,環境の浄化をはかる試みが行われるようになってきた。深海の低温や温泉などの高温下でも生存する微生物を活用する研究も進んでいるほか,水銀を蓄積する苔類を活用する研究や,水田の雑草のノビエを除去するために天然のカビを使う方法の実用化も進められている。また,細菌の力で分解されるプラスチックの開発も進められている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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